Amazonへ商品を納品するとき、1回あたり何個くらい納品していますか?
商品をFBAの倉庫に納品するのにも費用が発生します。
この費用が発生するのは当たり前のことですが、送料についてしっかりと考えて理解しておくことで無駄な費用の発生を抑えることができ、また実際に利益がどの程度出ているのかを把握しやすくなります。
今回は商品の納品時の費用について考えたいと思います。
商品の発送(納品)には送料がかかる
現在はAmazonがFBAパートナーキャリア利用時の配送料無料キャンペーンを実施しているため、日本郵便を使うことにより配送料は無料となります。しかし、このキャンペーンも今年の12月31日で終了するため、今後は配送料が発生してきます。
また、現在でもFBAパートナーキャリアを使わない場合は配送料が発生しますし、1梱包ごとのダンボールや梱包資材の費用は発生しています(だいたい250円〜300円)
この費用を考えないで商品の価格を設定して販売を続けていくと、利益が出ているはずなのに実際はほとんどない、または赤字ということもあり得ます。このため、しっかりと把握して、費用として計算していかなくてはなりません。
では、この費用をどのように考えて管理していくかですが、私の場合は商品1個ごとにかかる費用、売上、利益を管理しているため、1回ごとにかかった配送費用を発送した個数で割って個あたりの費用として管理しています。
<例>
配送費用:800円、発送個数16個
この場合、発送した商品16個に対して50円ずつの費用を計上。
この計上している個あたりの費用は、1回あたりの発送個数が増えれば増えるほど反比例して安くなります。つまり、16個だと50円ですが、倍の32個を1度に発送していれば半分の25円で済むということです。
発送個数と個あたり費用の計算
では、具体的に発送個数が少ないとき、多いときにかかる個あたりの費用の差を表にして見てみましょう。
配送費用が同一で800円(送料+ダンボールや梱包費)の場合、発送する個数が1個であればそのまま800円がその商品の費用として計上する必要があります。しかし、50個発送していれば、1個あたり16円の費用で済むということです。
実際のところは、三辺合計160cm以下のダンボールに商品を50個というのはかなり小さいものでなくては入らないため、難しいところがありますので30個(約27円)あたりを目安に梱包することをおすすめします。
まとめ
感覚的には”1回の配送で多く納品したほうが良い“というのはわかっていると思いますが、具体的な計算はあまりしていない人が多いようです。
例えば、販売価格が1000円の商品だとすると、10個しか納品しなかった時は納品時の送料として8%(80円)もかかってしまいますが、30個納品すれば2.7%(27円)にまで下げることができます。これはそのまま利益率5.3%の差になりますし、この差を価格に反映させたのであれば競争力の違いになります。
FBAパートナーキャリアの配送料無料キャンペーンが残り3ヶ月を切りました。
来年に向けて、今のうちに送料について確認、対策を検討していくようにしましょう。