前回、Amazonの販売ページを作る際に必要な白背景(RGB値が255,255,255)の画像を作る方法として有料のClipping Magicを紹介しました。
今回は多くのパソコンに最初からインストールされている、Excelを利用した方法を紹介します。Excel自体を購入する必要があるので無料と言っていいか難しいところですが、既に持っている人は無料で簡単に作ることができます。
Excelを使った白背景の作り方
Excelについては、知らない人はあまりいないと思いますので詳細な説明は省略します。
ここではExcel for Mac2011を利用していますが、基本的にはWindowsにも同様の機能がありますので参考にして試してみてください。
では早速作り方を説明します。
1.Excelに元画像を読み込む
まずはExcelを起動して背景を白くしたい画像を読み込みます。今回使用する画像は前回使ったものと同じキリンのブックスタンドです。
上段ツールバーの”挿入“→”写真“→”ファイルからの画像…“から対象の画像をExcelに挿入することができます。
今回は紹介のため、画像サイズを横幅800pxに変更して、表示倍率を75%まで下げています。Amazonでの画像として使う場合は、幅1000px以上が推奨されているので画像サイズを大きく、表示倍率をさらに下げて行います。
2.画像の消すところと削除するとこを選択
図を選択して”図の書式設定“→”背景の削除“を選択して背景を削除するためのツールを起動します。
ClippingMagicと同じように残す部分は緑、消す部分は赤で選択していきます。ClippingMagicと違いExcelでは緑/赤を自分で切り替える必要はなく、図の上にカーソルを当てた時に現在残す部分になっている場合は赤(削除)、消える部分になっている場合は緑(残す)が自動選択されます。
3.切抜画像に白背景を合わせて保存
上記で確定(画像外をクリック)すると、切抜画像が完成します。このままでは、背景は透明なので白背景を合わせます。
Amazonの画像として使う場合は周りの黒枠はダメですが、ここではわかりやすくするために黒枠をつけています。実際に作る場合は外枠なしにしましょう。
完成したら、右クリックで画像を保存します。
このとき、画像(キリン)と白背景をグループ化していないと1枚として保存できませんので画像と白背景を選択してグループ化しておきましょう。
保存した画像がこちら。
しっかりと背景が消えて商品画像だけになっているのがわかります。これなら問題なく使ってもいいでしょう。
前回、ClippingMagicで作った画像はこちら。
ExcelとClippingMagicの画像を比べてみると、土台の部分などでExcelは荒くなってしまっており、ClippingMagicの方が綺麗ですね。ただし、Excelの画像も汚くて見れないわけではないので、画素数の少ないスマホでみる場合などはほとんど差がなく問題ないでしょう。スマホユーザの多いメルカリなどで使うのがオススメです。
まとめ
Amazonでがっつり新規ページを作って継続販売する場合は、ClippingMagicの方がオススメです。やはり専用ツールということもあり、かなり綺麗に余分な背景を削除してくれます。
ただし、使用する場合は毎月コストがかかってしまうので多用できません。
Excelで作った画像程度で問題ない場合はExcelを使ってみてもいいのではないでしょうか?例えば、”試しにパッと販売してみたいテスト販売“や”スマホで見ることの多いメルカリ“用の画像を作る場合にはかなり有用と言えるでしょう。
Excelを持っている人はぜひ試してみてください。