前回、新規商品登録する際の画像の条件は、完全な白背景(RGB値が255,255,255)でなくてはいけないと説明しました。
写真を撮っただけでは太陽の光や照明の色、影などの影響で完全な白背景にはなりません。このため、必ず画像の加工が必要になってきます。
画像加工といえば、もっとも有名なのがadobeのPhotoshopでしょう。
以前は値段も高くデザイナー御用達のソフトウェアでしたが、近年では月額約1100円($9.9)で利用できるプランも提供しています。ある程度パソコンの扱いが得意な人であれば、このPhotoshopの$9.9プランを使って白背景画像を作ると良いでしょう。
ただし、Photoshopはパソコンが苦手な人にとっては少しハードルが高いです。
パソコンが苦手という人にはこの後紹介するClippingMagicがおすすめです。
ClippingMagicとは?
ClippingMagicは、インターネット上で簡単に切り抜き画像を作ることができるツールです。
切抜画像とは、背景が透明の画像になので白い背景画像と組み合わせれば、目的の完全な白背景の画像を作ることができます。透明なので黒背景や青背景、あるいは模様がある画像と組み合わせることもできます。
有料ツールですが、ダウンロード手前(画像加工まで)はログインしなくても行うことができるのでまずは試してみましょう。価格については後で詳細説明しますが$7.99で100画像加工できます。
ClippingMagicの使い方
では、早速使い方を説明してきます。
ClippingMagic
1.元画像をアップロード
ClippingMagicにアクセスすると「“アップロード画像”または”ここに画像をドラッグ”」と表示されています。このアップロード画像をクリックしてファイルを選択するか、デスクトップやフォルダの画像をこの画面にドラッグしましょう。
2.画像の残す部分と削除する部分を選択する
画像のアップロードを行うと、アップロードした画像とともにツールの説明が表示されます。色々な機能説明がありますが、「残す」と「除去する」、そしてズームくらいの機能しか使わないのでそれ以外必要になったら後で調べれば大丈夫です。
説明を理解したら「できました!」のボタンをクリックします。
このように左右同じ画像が表示されます。
この左の画像に対して残す部分は緑、除去する部分は赤で選択していきます。選択は細かく指定する必要はなく、ざっくりやってもツールの方が自動で判定してくれるので大丈夫です。
右側に表示されているのが、加工後の画像です。
左側のマークはざっくりつけただけですがツールがいい感じに判定してくれているのがわかります。あとは左側の画像を見ながら、残りすぎてしまっている部分に赤、残したいのに消えてしまっているところに緑を塗って調整します。
上の画像では片方のキリンの土台が消えすぎてしまっているので緑で選択します。
これだけで右側に綺麗な切り抜き画像が完成しました。
これで良ければ、上の”ダウンロード“ボタンを押して画像をダウンロードします。このとき、会員登録をしていない場合は会員登録を促されるので、画像をダウンロードしたい場合は代金を支払って会員登録するようにしましょう。
今回作った画像
では、今回作った画像を見てみましょう。
このように、余分な背景を完全に削除して白背景の画像を作成することができました。
右の画像の外枠はわかりやすくするために追加したものであり、実際にAmazonにとうろくする画像には枠線はつけません。
こんなに簡単に作成することができるので、白背景の画像作りは商品登録のハードルだと思わずにチャレンジしましょう。
ClippingMagicの価格
上の画像が英語ページのキャプチャですみません。ClippingMagicは英語圏のサービスですが、先ほどまでの画像のように日本語対応しているので安心してください。
ClippingMagicのプランは3つ。
1クレジットで1枚の画像をダウンロードすることができます。
つまり、最も安いプランでは約500円で15枚の画像、約900円で100枚、そして約1700円で500枚の画像をダウンロードすることができます。
まずはLightプランで試してみるといいでしょう。
なお、支払いはクレジットとPayPalが選択可能です。特に問題はないと思いますが、メジャーなサービスではないので直接クレジットを登録するよりは、PayPal経由でクレジット支払いにするのがオススメです。