中国輸入販売を始めるにあたって確実に知っておかなければいけないWEBサイトの1つです。
タオバオがなぜ必要なのかというとタオバオは仕入元だからです。商品をAmazonで販売していきますが、この商品はタオバオから手に入れます。つまりタオバオについて最低限の知識がなければ始めることすらできません。
タオバオ(淘宝)とは?
淘宝(タオバオ)とは中国の大手WEBモール(ECサイト)になります。日本でいうと楽天やYahoo!ショッピングのようなサイトです。商品を販売する土台(プラットフォーム)だけを用意しており、実際に商品を販売するのはモールに出店しているショップや企業、工場などです。
中国のEC市場規模は40%とも50%とも言われており、タオバオ(アリババグループ)は中国内のシェア80%以上と言われているので実質世界最大のECサイトと言ってもいいのではないでしょうか。ここでは大規模というのを知っていただければ良いので詳細なデータや比較は他サイトに譲りますが、楽天の100倍くらいの規模だと思ってください。
タオバオの特徴
基本的には中国語
タオバオのページは全て中国語で作られています。また各ショップとのやりとりも基本は中国語になります。中には英語、稀に日本語に対応しているショップもありますが、あまり期待せずに中国語が基本だと考えましょう。
とはいえ、中国輸入販売においては代行業者を使うため、中国語で直接ショップとやりとりする機会はほぼありません。中国語ができなくても安心してください。
また販売ページも全て中国語ですが、文章をコピーして翻訳すれば良いだけなのでこちらも気にする必要がありません。ポイントとしては不安や心配な時は①翻訳サイトを複数使うこと、②日本語→中国語は置き換えで検索、ということです。
①翻訳サイトを複数使う とは?
翻訳サイトは各サイトごとのアルゴリズムで入力された言葉を翻訳しています。このため、翻訳の精度はサイトごとに異なっており、違う翻訳結果を返すことがあります。また得意な分野、苦手な分野などがあり、Aサイトでは正しく翻訳されたがBサイトではデタラメな翻訳となった / 翻訳できなかった、ということが起こります。
このため、翻訳に不安が残る場合は1つの翻訳サイトだけでなく複数の翻訳サイトを使うようにしましょう。個人的にはYahoo!翻訳をメインに使ってgoogle翻訳をサブで使っています。
例としてタオバオのエラーページをyahoo!翻訳とgoogle翻訳で翻訳してみます。
■翻訳する中国語
很抱歉!您查看的宝贝不存在,可能已下架或者被转移
▼google翻訳
すみません!チェック赤ちゃんは存在しない、または棚の下に転送することができます
▼Yahoo!翻訳
申し訳ありません! あなたが調べる宝は存在しなくて、おそらくもう転移されてあるいは取り入れます
このように比較してみると大きく違うことがわかります。今回の場合、Yahoo!翻訳の方がしっかりと意図を汲んで翻訳されていることがわかります。
②日本語→中国語は置き換えで検索 とは?
日本語から中国語に翻訳する時、普段使っている日本語を翻訳しても綺麗に翻訳できないことがよくあります。このような時は同義の他の言葉に言い換えて翻訳します。
例えば”メモ帳”を”手帳”にしてみたり、”日本円”を”日本銭”にすると求める検索結果(翻訳された中国語でタオバオを検索)することがあります。
同じ商品が常に売っているわけではない
これは楽天やAmazonでも起こりますが、日本の比ではないほどよくあります。商品を仕入れて販売する以上は、売れる商品は繰り返し仕入れたいところです。しかし、タオバオでは前回仕入れた時にあった商品がなくなっていることがよくあります。
なくなっている商品の販売ページに遷移すると先ほど翻訳のところでも紹介した上記のエラー画面が表示されます。このような画面が表示されたら諦めて違う仕入れ先を探すか、違う商品を探すようにしましょう。
同じ商品を複数のショップが売っている。
タオバオでは同じ商品が多くのショップで売っています。これも日本のモールと同じですが、価格差が激しく、同一商品でも買うショップによって10倍以上の価格差がある場合があります。
このため、商品を仕入れる際はできる限りやすいショップから購入する必要があります。最安のショップから購入できるのがベストですが、ショップの評価も重要になりますので常に最安値で買うのが良いとは限りません。
赤枠で囲っている商品は全て同じですが10元以上の差があります。割合でいうと約24%もの差になります。このように大きな価格差があるのでAmazonで売っている商品が見つかったからとすぐに仕入れるのではなく、同じ商品がもっと安く売っていないかチェックする必要があります。
タオバオをうまく使いこなすことが中国輸入販売において重要なポイントとなってきますので、サイトについてしっかりと理解しておきましょう。