不良品率をしっかりと把握して改善に努めよう。不良品は利益をなくします。

中国輸入を繰り返していると必ず発生するのが”不良品“です。

安かろう悪かろう、とよく言われる通り、中国商品は安いですが品質が悪いものが多くあります。もちろん、安くても高品質な商品も多くあり、それらを見つけることが中国輸入で稼ぐコツの1つですが、常にそのような商品ばかりに当たるとは限らないもの。

ということで、今回は不良品について考えてみようと思います。

なぜ不良品が発生するのか。

なぜ不良品が発生するのか考えてみましょう。

はじめに理解しておくことは、商品を製造する上で不良品は必ず発生するということです。これは中国製品・日本製品、機械生産・手生産を問わずどのような商品においても起こり得ることです。

ただし、日本製品は不良品が発生しないように改善を繰り返していますし、検品の段階で商品を厳しくチェックするため、不良品がお客様、さらにはその上流の小売業者までも回ってこないように徹底しています。また、日本で製造されて日本で購入する、ということは移動距離が短いことからも出荷後の輸送中に破損する(=不良品になる)確率も輸入商品より圧倒的に少ないと言えるでしょう。

では、中国商品の不良が多くあるのはなぜでしょう?

上で日本製に対してあげたのと反対で①製造時の不良が多い②検品が甘い(あるいはしていない)③国際輸送中に破損する、といった理由が挙げられます。このような理由から、中国輸入した商品には不良品が含まれています。

このため、中国輸入を続けていれば必ず不良品を目にすることになります。

“不良品率0%がベストだが、現実的には不可能である”、ということを覚えておきましょう。

不良品率を計算する。

では、次に不良品率を計算しましょう。

不良品率の計算は簡単で、不良品数を仕入数で割って計算します。例えば、商品Aを100個仕入れたとしてその中で不良品が5個混ざっていたとしたら、

不良品数5個 / 仕入数100個 = 不良品率5%

不良品率は5%となります。商品ごとに不良品率は違いますので商品ごとに計算するようにしましょう。例えば、ガラス製品などは輸送中の破損が発生することがあるため、不良品率は高めになります。(あまりに高ければ梱包の改善が必要になります。)

商品にもよりますが不良品率5%というのはかなり高いです。原因を追究して改善していくようにしましょう。問題が国際輸送にあるのであれば、代行業者に梱包を強化して貰ったり、製造時の問題であれば、OEMなら工場と交渉、通常仕入であれば他の仕入元への変更を検討します。

不良品率による販売価格(または利益率)への影響

不良品が悪いというのはわかると思いますが、なぜ不良品が問題になるのか、具体的な数値を並べて考えてみましょう。以下の商品を仕入れたとします。計算を簡易化するため、仕入値には商品価格(タオバオ)、国際送料などの経費が含まれているものとします。また販売手数料などはないものとします。

商品A

仕入値:500円

仕入数:100個

総費用:50,000円

<ケースA:不良率0%>

商品Aを1000円で販売したとします。100個全て売ることができるので売上は100,000円で利益は50,000円、利益率は50%になります。

<ケースB:不良率10%>

商品Aを1000円で販売したとします。10%の不良品は販売することができないので90個売ることができます。そうすると売上は90,000円で利益は40,000円、利益率は44.4%になります。

このように、利益額は5万円→4万円となってしまうため20%減、利益率で見ても5.6%減となってしまいます。利益額が20%下がってしまうというのはかなり大きいですよね。そうなると次に考えるのが利益額を確保する方法です。

<ケースC:不良率10%、利益率50%確保>

不良率が10%ある中で利益率50%を確保するには販売価格を高くする必要があります。90個売って5万円稼ぐには売上10万円(仕入値5万+利益額5万円)となるため、計算式としては、

100,000円 / 90個 = 1,111円

不良率0%の時は1,000円で販売していたものを1,111円で販売することによって同じだけの利益額を確保することができます。ただし、11%も商品価格を上げたら他に不良率0%で仕入れることができている業者がいれば価格競争で確実に負けますよね。

別の考え方:個あたりの仕入値

今のは仕入から販売まで一括で考えていましたが、もっと単純に考える方法として1個あたりの仕入値に換算して考える方法があります。上記の商品の場合、

不良率0%  = 5万円で100個 = 1個あたり500円

不良率10% = 5万円で90個  = 1個あたり556円

この考え方では、商品を約10%高く買っている、ということなります。

商品の販売価格は仕入値を基準に考えていきますので、こちらの場合も利益率をしっかり確保するのなら販売価格が高くなり、そうではなく販売価格を上げないのであれば利益率が下がる、といったことになります。

つまり、不良品率は利益率(額)を下げるか、販売価格をあげるかの2択を迫られることになるということです。さらに販売の実情に合わせていうと、販売価格は簡単にあげられないので利益率(額)を下げることになります。

まとめ

最初に書いた通り、商品の不良率はなくすことはできません。しかし、不良率が高いと利益を減らすことになってしまいます。

目標は1%未満、高くても3%未満になるよう改善していくようにしましょう。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク