Amazonにおける危険物の取扱いとFBAに危険物を納品する方法

2016年よりAmazonFBAの危険物取扱が緩和されました。

それまでは危険物をFBAで扱うことができたのはAmazonから提案を受けた一部のセラーのみであり、他のセラーはFBAを使うことができない=カートボックス獲得率が低くなってしまい売れにくいという結果になっていました。

このため、現在では条件を満たすことにより危険物をFBAで販売することができるので仕入れるチャンスがある人は仕入れてみましょう。

Amazonの危険物の定義から実際の申請方法まで紹介します。

危険物とは?

Amazonが危険物と認定しているものは以下になります。

「国際航空運送協会(IATA)によって危険物として輸送が規制されている商品。ただし、リチウム電池単体またはリチウム電池を含む商品を除く。」

つまりAmazonで独自に定義しているわけではなく、IATAの輸送規制に従っているということです。IATAの輸送規制をもう少し具体的に見ていくと以下の分類がなされています。

引用元:Amazon危険物マニュアル 3頁

これはIATAの危険物分類ですが、Amazonもこの分類が基準で動いています。まずは基準となるこのことを理解しましょう。

ウラン鉱石など放射性物質が危険物であるのはすぐに理解できると思いますが、中には”電動自転車”や”アルコールタイプのウェットティッシュ”など普段の生活で使用されている物も含まれているので注意しましょう。

FBAを利用できる危険物

FBAに危険物を納品できるからと、すべての危険物を納品することができるわけではありません。許可されているのは一部の危険物です。

以下は納品することができない危険物です。

引用元:Amazon危険物マニュアル 4頁 6頁

見てみると”爆発物・火薬類“と”放射線物質“に関しては100%納品不可です。危険物の度合いからいっても危険度が高いので納品不可なのも納得です。

他には毒物や鉛蓄電池や水銀を使った商品なども納品不可となっているのがわかります。毒物を扱っている人は少ないと思いますが、電化製品を扱う人は内部の電池などまで気にする必要があるので注意が必要です。

詳しくはあなたが出品を考えている、あるいはリサーチで見つけた具体的な商品について当てはまるかどうか調べてみるといいでしょう。

取り扱おうとしている商品が危険物に該当するのかわからない場合は、テクニカルサポートに問い合わせて見てください。Amazonのテクニカルサポートは優秀で迅速に優しく対応してくれますので活用しない手はありません。

通常品と危険物のFBAにおける違い

では、危険物になると何が変わってくるのかについて説明します。

違いについては”サービス内容の違い”と”梱包要件の違い”の2つに分類することができます。

サービス内容の違い

1.商品の返送・廃棄のリクエストはテクニカルサポートまで連絡

通常商品はFBA在庫管理から返送・廃棄の依頼を行うことができますが、危険物の場合はテクニカルサポートから返送・廃棄の依頼を行う必要があります。

2.FBAパートナーキャリアサービスの利用不可

危険物はFBAパートナーキャリアを使って配送することができません。

ただし、これは日本郵政が使えないということではないので中身次第では郵便局からゆうパックで送ることができます。

3.引火性液体にあたる商品は、事前に申請が必要

先ほどの分類3にあたる引火性液体を納品する場合にはテクニカルサポートから事前にリクエストを送る必要があります。リクエストの方法については詳しく後述します。

4.引火性液体の納品先は狭山FC(HND2),小田原FC(FSZ1)のみ

納品プランを作成している時点でこの2つから選ばれるのであまり気にする必要はありませんが、納品先指定オプションを使ってもこの2つ以外は選択できないので納品先指定オプションを使っている人は注意が必要です。

5.パレットを利用した納品不可(HNDのみ)

狭山倉庫(HND)に危険物を納品する場合、パレットを利用した納品ができません。

6.マルチチャネルサービスでの無地箱ダンボールの利用不可(HNDのみ)

狭山倉庫(HND)に保管されている危険物をマルチチャネルサービスで発送する場合、無地箱の段ボールが使用できず、Amazonのロゴ入りダンボールで発送されることになります。

梱包要件の違い

1.輸送箱の側面に危険物のラベルを貼付

危険物を発送する際は梱包したダンボールの側面にマニュアル10ページ目の「危険物 在中」というラベルを印刷して貼り付ける必要があります。

2.納品できるサイズは小型サイズと標準サイズのみ

大型サイズの危険物は納品することができません。

Amazonでは標準サイズを”45×35×20cmより小さい、かつ9kg未満”としているため、最大の辺が46cm以上、または9kg以上の商品が大型サイズとなります。

3.通常商品との同梱をしない

危険物を納品する場合は、危険物のみをまとめて納品することになります。

同じ倉庫であったとしても危険物ではない通常商品と合わせて納品することはできません。

4.梱包材・緩衝材は紙製のみ

通常商品の場合、梱包材・衝撃剤には「クッション、エアキャップ、紙」が使用可能ですが、危険物を納品する場合には「紙」のみになります。新聞紙を使うと良いでしょう。

5.ラベル貼付サービスの利用不可。混合在庫での納品は不可

危険物は混合在庫が不可になります。またラベル貼付サービスも使えませんので納品前に印刷して貼付するようにしましょう。

引火性液体のFBA納品について

納品できる危険物の中でも、引火性液体については安全性のためさらに申請が必要になっています。引火性液体とは以下のような商品を指します。

オイルライター、ペイント類、ネイルグッズ、香水、接着剤、ガソリンアルコール、印刷用インク、香料、灯油、アロマオイル、アルコールやグリセリン、精油などの引火性液体を原料に使用した消毒液や化粧品、一部のヘアオイル など。

接着剤インクが含まれていますのでせどりをやっている人も注意が必要です。中国輸入においては引火性液体を扱うことは稀であると思いますが、仕入前には該当しないかしっかりと確認しておきましょう。

引火性液体の納品リクエスト

引火性液体のリクエストの方法を説明します。

私は中国輸入以外に国内仕入れの精油(アロマオイル、エッセンシャルオイル)の販売を行っているため、この引火性液体の納品を行いますが中国輸入商品では扱っていません。

中国輸入の場合、そもそもIATAの規制で航空輸送ができない=仕入れが難しいのでなかなか行う機会がないかもしれません。必要に迫られた時にご確認ください。

1.Excelファイルを作成

引火性液体の納品リクエストは対象の商品をExcelファイルに記載して申請します。

元ファイルは以下よりダウンロードすることができるので、ダウンロードしてから上記の画像3行目のように必要情報を入力します。

2.テクニカルサポートに連絡

次にテクニカルサポートに連絡します。

Amazonからの出荷→上記以外のFBAの問題(注文、在庫状況、返送など)→Eメールの順にクリックしていき、”件名”、”質問の内容”、”添付ファイル”、”Eメール”を入力します。

・件名は必ず”FBA危険物 引火性液体の納品リクエスト“としてください。

・質問の内容は適当でいいです。以下は私が申請する時に使っているテンプレートです。

担当者 様

いつもお世話になっております。

引火性液体の納品リクエストをさせていただきます。
添付ファイルを確認の上、ご対応いただきたくよろしくお願い致します。

お手数をおかけいたしますがよろしくお願い致します。

・添付ファイルは1.で作ったものを必ず添付するようにしましょう。

・Eメールアドレスを入力します。電話番号は不要です。

3.メールを受け取れば完了

このような文章でメールが届き、登録が無事完了したことが通知されます。

このとき、納品上限数も提示されるので必ず在庫が指定された数量以下になるように納品してください。

まとめ

危険物のFBA納品は手間であり、まだまだ手をつけていないセラーが多いため、早めに着手することによって利益を得ることができます。

慣れてしまえば特に難しいことはありませんので、危険物であるからと躊躇せずに利益の出る商品を仕入れることができそうであれば積極的に挑戦してみてください。

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